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統合失調症で見られる記憶喪失

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100人に一人が罹患する可能性がある統合失調症は今では稀な病気ではありません。
統合失調症にはいろいろな症状がありますが、主なものは3種類に分けると「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」の3つに分けることができます。
最後の認知機能障害とは、情報処理能力、記憶力や注意力、理解力や集中力、そしてそれらを使う能力である計画能力や問題解決能力などの高次能力に障害が出てしまうことです。
普段は何も意識しないで使っている能力なので、一旦障害が出てしまうと通常の生活を送ることが困難になってしまいます。
記憶喪失などもその一つで、自分の行動の一貫性が失われてしまうので、非常に大きな不安と生活を送る上の困難に見舞われてしまいます。
記憶は「記銘」「保持」「追想(想起)」の三段階から成ると言われています。
統合失調症による記憶喪失の原因はワーキングメモリーの働きの障害によりこの「記銘」機能の障害が出てしまうためであると言われています。

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また、統合失調症の他の症状(陽性症状、陰性症状など)とはことなり「認知機能障害」は投薬だけで症状が良くなることはあまりありません(もちろんある程度の効果はあります)。
認知に関して言えば、鎮静剤などを使いすぎてしまうとかえってぼーっとしてしまい逆効果になってしまうことも多いのです。
そこでお薬意外の療法、具体的には「作業療法」や「社会生活技能訓練(SST)」などを使うことになります。
SSTでは、精神科や作業所に定期的に通ってもらい、そこで治療としての作業を一定期間行うことです。
自宅からどこかに定期的に通うのは統合失調症の方にはとても辛いですが、周りの応援などをしてもらい環境を変えていくのが機能改善のためには非常に重要になってきます。
しかしやりすぎてストレスになってしまうのでは逆効果なので気をつける必要があります。
はじめはのんびりとレクリエーションの延長としての作業訓練を行っていくくらいで大丈夫です。
記憶喪失などの認知機能障害は回復までに時間がかかることが多くので焦らず、周囲の方にも理解してもらいながら地道に回復訓練をしていくのが実は一番の治療上の近道かもしれません。

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